入院中秘話Ⅲ
彼女か母親か?
お婆さん退院
知り合ってから毎日のようにデイルームでお話をしてお互いに暇つぶしをしている感覚でした。
ところが数日後に、「私、明後日退院が決まったわ!」との報告で一瞬複雑な心境になりました。折角話し相手ができて入院生活が楽しくなった矢先の事だったのでちょっと寂しくなりましたが、お婆さんにとっては喜ばしい出来事に間違いないと悟り、「それはおめでとうございます!」と答えました。
そしてお婆さんの退院前日でした。「これ受け取って!」と小さな封筒を貰いました。なんとなくお金の気配を感じて「お金じゃないですよね?」と聞くと、「手紙よ。後で読んでね!」と言われたので素直に受け取りました。その日もたくさんお喋りをしてお互いに病室に戻りました。
部屋に戻って封筒を開けると、手紙と現金が入っていました。翌日に返そうと思いましたが、退院の日にお金を返すのも失礼かもと思い、黙って退院を見届けました。
スマホ教室
考え方を変えて以前から約束していたスマホ教室の月謝を先に貰ったことにすれば良いんだと考えました。電話番号も教えてくれたので後日改めて電話してお金は月謝先払いで頂くと伝えて、納得して貰いました。
それから毎日電話してお話ししてました。俺が退院したらスマホ教えてあげるからね!って感じで毎日伝えていたら、最初は「私は無理よ!」と言ってました。しかし俺が母親にLINEを教えた事を伝えてみると「私も覚えられるかしら!」とポジティブになりました。
それからはスマホ教室の実現の為に早く退院しようと思うようになりました。
彼女でもあり母親でもあるのかな?
毎日電話して色々なお話をしているうちに、時には母親のように接してくれるし時には彼女のような可愛い事を言うお婆さんが気になって仕方なくなり、担当医師に退院を相談し始めたのが本心です。
一応俺がデイルームでナンパしたって感じになってますが、それを喜ぶお婆さんが可愛いです。
そんな感じで転院して退院できた訳ですが、退院当日に初デートで食事をして浅草寺を散歩しました。
どちらにしても大切な女性
ちょうど彼女もいないしやりたい事も見失っていた気がしたのですが、このお婆さんのお陰でやりたい事ができました。今では毎日のようにお婆さんの家でスマホ教室をしています。
正確にはスマホ教室半分でお話半分ですね!
終戦後の日本を幼少期から観てきたお婆さんの話は、俺だけではなく戦争を知らない日本人にも聞いて欲しいと思っています。
仮にお婆さんが自分で配信とかできるようになったら素晴らしいことだと思います。その手助けができれば嬉しいです。
今後の予定
- 5月7日~10日 1回目カテーテル手術
- 6月未定4日間 2回目カテーテル手術
これが終われば社会復帰出来ると思います。
ではでは、またね~!
~CM~


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